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冥王星(太陽系) [天文]

アメリカが発見した唯一の惑星が冥王星です、色々と思惑もあったようです、冥王星を惑星とすると逆に惑星が増えてしまいます。そもそも冥王星を惑星に入れたことに無理があり、最近の観測機器の性能向上が多くの小惑星の発見と繋がり惑星の定義に無理が生じたのでしょう。カイパーベルト天体でも小惑星でも冥王星はこれからも冥王星ですね。今年1月28日に開催された群馬天文台の講演会「第10惑星とカイパーベルト天体」でも8月の国際天文学連合の総会の結論の話がありました。

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国際天文学連合はここに、我々の太陽系に属する惑星およびその他の天体に対して、衛星を除き、以下の3つの明確な種別を定義する:

1. 太陽系の惑星(注1)とは、(a)太陽の周りを回り、(b)じゅうぶん大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、(c)その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際だって目立つようになった天体である。

2. 太陽系のdwarf planetとは、(a)太陽の周りを回り、(b)じゅうぶん大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し(注2)、(c)その軌道の近くで他の天体を掃き散らしていない天体であり、(d)衛星でない天体である。

3. 太陽の周りを公転する、衛星を除く、上記以外の他のすべての天体(注3)は、Small Solar System Bodiesと総称する。

注1: 8つの惑星とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つである。
注2: 基準ぎりぎりの所にある天体をdwarf planetとするか他の種別にするかを決めるIAUの手続きが、今後、制定されることになる。
注3: これらの天体は、小惑星、ほとんどのトランス・ネプチュニアン天体(訳注1)、彗星、他の小天体を含む。

http://www.astroarts.co.jp/news/2006/08/25planet_definition_flash/index-j.shtml
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2006年08月04日 木曽駒ヶ岳


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コメント 4

katsura

はじめまして。きれいな太陽ですね。
冥王星。なにをいまさらって思いました。
by katsura (2006-08-25 22:00) 

pulsar

katsuraさん、天文ファンであれば海王星との大きさの違いは知っているはずです、それでも冥王星は太陽を公転することに変りはありません。
by pulsar (2006-08-25 22:15) 

らっこ

手前の雲と、上空の雲がいい感じです。
by らっこ (2006-08-25 23:00) 

pulsar

らっこさん、冥王星(現在はへび座にあり13等星です)の撮影画像がありませんので、一応太陽系としました。木曽駒ケ岳の2泊目の日没時の撮影で、少し赤くなりました、太陽の有り難さを感じます。
by pulsar (2006-08-26 05:58) 

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