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田代山 [尾瀬地域]

2019年の台風19号の影響で帝釈山と田代山は途中の道路の土砂崩れで通行止めが続き、2020年の夏には通行可能となりました。

4年振りに猿倉登山口に向かいました、一部舗装道路もありますが砂利道で雨で道路が掘られた場所も有り、ゆっくりと車を走らせます。3箇所の土砂崩れ跡が確認出来ました、この道路は林業の為の道で有りあちこちでカラマツの切り出しが行われていました。その為にオフロード4WDで無くても問題有りませんが、水溜りが多く車は汚れてしまいました。

猿倉登山口には以前置いて有った田代山おもしろ発見マップがまた置いてありました、他の登山口とは違って田代山だけの登山マップが特長です。階段のステップも以前は崩れた場所もありましたが、しっかりと改修されていて足元に不安無しです。

ギンリョウソウ、ゴゼンタチバナやマイズルソウの花が増えて来て、小田代に到着するとワタスゲ果穂、チングルマ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、イワカガミが咲いていてきれいです。小田代は帝釈山からの田代山縦走では歩かない場所です、小田代は格別のお花畑です。

小田代からもう少し登ると視界が広がり田代山の一周ルートの木道に出ます、一方通行なので半時計回りに進みます。一方通行の理由は木道が1本しかないルートがある為で木道の老朽化は目立ちます、余り登山者が多くないので木道の架替も行われていません。

現在立っている田代山頂の道標場所が本当の田代山頂ではないとのことで、本当の山頂は木賊温泉側の樹林帯の登山道に有るとのことを確認したかったのです。本当の田代山頂の道標は老朽化で倒れてしまっていて確認出来ず、また田代山頂の三角点は地図から見ると登山道沿いにはないようですが、基準点らしい杭はありました。

湿原は期待していたフワフワのワタスゲ果穂はまだ早いようでしたが、チングルマ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、イワカガミが咲いていました。特にチングルマの群生には圧倒されます、熊沢田代や横田代(群馬側)と似ています。オサバグサは公衆トイレを過ぎて休憩ベンチの先の帝釈山方面に50m程度下った場所に咲いていました。やはりオサバグサの花数が減少している感じで、鹿食害なのか盗掘なのか定かでは有りません。特に帝釈山のオサバグサの激減にはびっくりします。

お昼休憩をしていると遠くで雷が鳴っていて雨雲が増えて来ました、チングルマやヒメシャクナゲのお花に感激していると雨が降り出しました。やや早足で一方通行ルートを進み、小田代方面に下ります。雨雲が通り過ぎたので大した雨は降りませんでした、急坂を下り帰りは1時間弱で下山完了でした。

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MAP BOX

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ガイドマップ表

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小田代

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会津駒ヶ岳

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旧道標?

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基準点(三角点ではない)

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現道標

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ワタスゲ果穂

2021年06月17日 猿倉登山口〜田代山頂(往復約5時間)
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