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星座撮影 [天文]

尾瀬に入山した時に良く星空撮影を行いますが、風景を入れた星景写真の固定撮影となっています。しかし星空は自転運動(日周運動)しておりますので固定撮影ではなく赤道儀を使用して自動追尾すれば暗い星まで撮影可能です。特に天の川に中にある星座は星座名がわからないくらいに星に埋もれています、星座を覚えるのは少し明るい場所の方が見やすいでしょう。

EF50mmF1.4を購入して前回テスト撮影しましたが今回は赤道儀を使用して久しぶりに撮影しました、天気が良かったのですが夜中の気温が6度となり寒さと眠気(月の出は午前2時頃)との戦いとなりました。今回の設備は次回紹介致します。

撮影条件はEOS-5DにてISO400(ノイズリダクション処理)EF50mmF1.4→F/2.8に画質向上の為に2段絞りで露出は3分(180秒)です。標準レンズのみの撮影ですので星座の大きさと違いがあります、星座の中には星雲星団が写っています。絞って撮影していますが明るい一等星はこのカメラでは青のフレアで滲みが残っています。

赤い星雲星団(Hα)をメインに撮影する為には天文ショップでCMOSセンサーに前にあるIRカットフィルター(赤外線カット)を外したカメラがあり、CMOSセンサーの長時間露出による発熱防止用に冷却機能も付けた改造を行っています。IRカットフィルターを外すと赤外領域が広がって色再現性が悪化しますので天体写真専用となります、今回のEOS-5Dはそのままですが赤い星雲星団が少し写ります。

露出は3分ですがこれ以上の露出を加えても光害の影響で東方向は露出オーバーとなってしまいました。人工衛星「UARS」の落下が話題となっておりましたが見ることは出来ませんでした。流星は10個以上確認30度以上尾を引く流星も有り、飛行機も多く暗い夜空であれば散在流星はいつでも見ることが可能です。

Cas01.jpg
カシオペヤ座(略号:Cas)、天の川の中にありニ重星団を入れて撮影、Mの逆さ向きです
Cyg01.jpg
はくちょう座(略号:Cyg):天の川の中にあり一等星デネブの側に赤い北アメリカ星雲(NGC7000)が確認できます。
m45jupi.jpg
M45(スバル)と木星:左下のプレヤデス星団と右上の明るい木星です
Ori01.jpg
オリオン座(略号:Ori):三ツ星の下にオリオン大星雲(M42)が確認できます
2011年09月23日、24日 三本松駐車場(奥日光戦場ヶ原)
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てばまる

おお! 尾瀬かと思ってましたが、星空撮影でしたか。 標高が高いと空気も澄んで星が綺麗に映りますよね。北アメリカ星雲、二重星団が良く映ってますね。馬頭星雲のところも辛うじて見えている感じですね。

by てばまる (2011-09-25 01:54) 

pulsar

てばまるさん、尾瀬沼で星空撮影も考えたのですがガイド撮影したかったので止めました。戦場ヶ原も尾瀬沼と標高が同程度なので寒かったのではないでしょうか。オリオン座には淡いですがバーナードループも写っていました、また撮影したくなりました。
by pulsar (2011-09-25 11:46) 

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