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日没 [外出]

本日の日没は在宅勤務だから撮影出来ました、会社が終わって急いで帰宅しても暗くなってしまいます。日没は早いので今回は三脚無しの手持ち撮影でした。自宅からは色々な新幹線の通過が楽しめます、夕焼けもきれいでした。

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日没
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日没
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夕焼け
2020年04月15日 自宅にて
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PM-1赤道儀 [天文]

タカハシのPM-1赤道儀は海外移動時の小型赤道儀として開発されました、日食撮影や南半球での天体写真用です。一眼レフカメラの撮影だけであればコンパクトで安価なポータブル赤道儀は色々と販売されています、300mm以下の望遠レンズでの撮影や小型望遠鏡での観望も可能で汎用性が高いです。

以前使用していたP-2赤道儀でハワイの皆既日食ツアー用にFC三脚を追加購入しました、現在はPM-1赤道儀でそのまま機材が使用出来るメリットがあります。PM-1赤道儀の購入は2018年05月でしたが、昨年販売中止となりました。デジタル一眼レフになってから高感度での短時間露出での撮影が可能となったのでこの大きさはデメリットでしょう。

(利点)
PM-1赤道儀はPM-SP赤道儀としてポータブル赤道儀して販売もされていました。簡単にセットして手軽に観望出来るメリットは大きいです。また各部が六角レンチで固定されていて分解可能です。プラネットフォーク、フォーク経緯台、全方位経緯台、多連カメラ等と多様化出来る特長も持っています。強度には特に問題となることはありませんでした。

(欠点)
オートガイドや自動導入が出来ません、赤緯軸の駆動は手動で長さが短いこと。最大の欠点は価格です、本体のみ(三脚別)で約21万円と高価です。モータードライブのバッテリー電圧低下の警告ランプが出ないこと。大きいのでザックには入りません、車移動となってしまいます。

1)赤道儀設置
撮影や観望を開始する前に撮影機材を含めて全部セットします、赤道儀には水準器が有りますので水準器で水平を出します。地面がアスファルトで無い場合は赤道儀の重さで少し水平がズレることも有りますので注意してください。外気温に慣らすために30分程度放置してから、極軸合わせとピント出し作業を行います。結露防止や低温でのレンズ曇り防止用のレンズヒーター使用時も30分以上前にセットしておいてください。赤経と赤緯のバランスはクランプを緩めて手を離しても回転が止まる程度に、しっかりとバランスを取ってください。

2)極軸合わせ
極軸合わせ用のリングレベルで水平出しを行ってその時の北極星位置を指定の極軸パターン内に合わせます。極軸望遠鏡でしっかりと極軸合わせをする必要があります、これはとても重要です。極軸望遠鏡は9倍なので赤経と赤緯(上下と左右)の微調整が出来無いと実力が発揮出来ません。

私はケンコーのスカイメモ用のスマホアプリ(フリー)で北極星位置を合わせています、現在の時刻では極軸パターンの08h06m付近に北極星が輝いています。インナーハーフクラッチを少し緩めて水平出しの為に2本の赤線内に気泡を入れます。広角レンズで60秒程度の露出時間で有れば、赤道儀が北を向いているだけで十分撮影は可能です。(初心者向けの極軸合わせの解説は省略しております。)

3)ピント合わせ
最近では望遠鏡先端に被せてピント出しの精度が良い、バーティノフマスクがあります。デジタル一眼レフの写真用で有れば私はカメラのライブビューモードで拡大して合わせます。拡大すると軸上色収差の影響で青色や赤色が見えますがちょうど色が消える付近で合わせてテープでフォーカスリングを固定します。

4)追尾チェック
フィルム時代では最低でも20分程度の露出時間が必要でしたが、デジタルカメラでは30秒露出で十分となりました。ハーフクラッチをしっかり締めないとガイドミスの原因になりますので、しっかりと締めます。以前はガイド望遠鏡を赤道儀に同架させて追尾チェックが必要でしたが、デジタルカメラでは2分程度撮影して星が止まっているかチェックするだけで十分です。星像が悪いと時々ガイドミスと混乱しますので、単焦点レンズがお勧めです。

5)撮影
絞りは開放では無く1段程度絞り込むと周辺部でもコマフレアの影響も少なくシャープに写ります。カメラセットではミラーアップにて、高感度のノイズリダクションは自動にします。ワイドレンジで有れば赤道儀での追尾は不要と思われますが、固定撮影とは違って同じ露出時間でも星像はシャープで暗い星までしっかりと写ります。最近はケンコーから発売されたスターリーナイト(光害カットフィルター)を使用することで星空での色再現が良くなりました。

6)露出時間
デジタル一眼レフになってからは撮影結果は直ぐに確認出来るようになりました。再生画面は真暗な夜間では明るめに見えてしまいます。その為にヒストグラムに切り替えて露出オーバーかアンダーなのかチェックします。最近の天体写真は1分X5枚合成などのコンポジット撮影が主流ですが私は1枚撮影のJPEG撮影です、一応RAWデータでも保存しています。

7)モータードライブ
PM-1赤道儀のモータードライブは単三電池四個で駆動します、PM-Dと赤道儀はケーブルで繋ぎます、連続で約15時間程度使用出来ます。困ったことにバッテリー電圧低下の警告ランプが無く、パイロットランプが点灯していても、追尾が遅れるとバッテリー交換時期となってしまいます。スターベース東京を訪ねて、約2年経って今回初めてバッテリー交換時期を迎えて知りました。

8)IR改造カメラ
天体写真専用としてHα線(656.3nm)の透過率をアップして赤味の強い星雲が撮影可能なカメラが発売されています。キヤノンのEOS RaやニコンのD810Aが有名ですが、一般撮影では色再現性が悪く兼用出来ません。このようなカメラで撮影すると肉眼で見た天の川やオリオン座もとても良く写りますが、不自然な夜空になってしまいますので私は使用していません。

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前橋至誠堂マッチプレート使用
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FC-50使用時(追尾テスト)
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極軸望遠鏡内蔵(9倍)
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リングレベル(極軸調整時)
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極軸パターン(外側は南半球用)
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コントローラー接続
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インナーハーフクラッチ
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PM-D(モータードライブ)と電池ボックス
2020年04月18日 自宅にて
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沈む金星 [天文]

新幹線越しに沈む金星を待っていたら途中で曇ってしまいました。上下の新幹線が同時に通過するシーンは無理で、20秒露出では金星が流れてしまいました。19日早朝は天気が悪くて火星、土星、木星を見ることは出来ませんでした。

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金星と新幹線通過
2020年04月18日 自宅にて
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極軸合わせ [天文]

赤道儀には「天の北極」に正確に向ける為に極軸望遠鏡が内蔵されています。北極星とは良いますが、「天の北極」少しズレているので北極星に合わせるのは正確には間違いです。極軸望遠鏡の極軸パターンの中心が本当の「天の北極」なのです。

広角レンズや短時間露出での撮影では北極星の方向に向いているだけで撮影可能ですが、コンポジット撮影や5分程度の長時間露出では「天の北極」にしっかり極軸合わせを行います。ボータブル赤道儀では丸い穴から北極星を入れます、それでもこの場合では十分です。

日周運動で北極星はいつも同じ位置にいないので、その日の北極星の位置を極軸パターンに合わせる作業が必要です。極軸望遠鏡は5倍〜9倍程度なので正確に合わせる為に上下左右(赤経と赤緯)に微調整機能がないと大変です。

最近は極軸望遠鏡に極軸合わせ用のCMOSカメラと専用ソフトも有りパソコンを見ながら調整出来ます。自動導入望遠鏡で有れば北極星に向けずに他の明るい一等星を3つ選択して、ズレ量を把握して極軸調整するそうです。自動導入望遠鏡は暗い星雲星団の観望用には有り難いでしょう、星図を見ることもない「カーナビ」のようです。以前の望遠鏡には赤経と赤緯の目盛環が有りましたが、最近では無くなりました。

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極軸望遠鏡(この写真ではキャップしてあります)
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A.極軸望遠鏡(ビクセンPF-L)
この極軸望遠鏡は5倍で北極星のこぐま座α(αUMi)、こぐま座δ(δUMi)、ケフェウス座51番星(51Cep)の3つの星で極軸合わせを行います。時角の計算は不要ですが、極軸パターンを回転させて、上下左右の調整を行い3つの星が指定位置に重なる作業が必要です。

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B.極軸望遠鏡(ケンコースカイメモT)
この極軸望遠鏡は9倍で時角を計算をした位置に北極星を入れます、この極軸パターンでは北極星は8時7分頃です。8時7分の位置を割り出すには時角を計算が必要ですが、スマホアプリで簡単に北極星位置を表示してくれます。上下左右の調整を行い8時7分の位置に合わせる作業が必要です。
2020年04月20日 自宅にて
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追尾精度チェック [天文]

撮影現場で有ればPM-1赤道儀の極軸合わせが終わったら、適当な星座の写真を60秒程度で撮影します。撮影した画面を拡大して星像がしっかりと止まっているかチェックします、問題なければOKです。

ISO1600、F2.8、30秒が私の標準露出です、コンポジット撮影(重ね合わせ)処理はしません、1枚撮影で60秒程度でも固定撮影ではないので暗い星まで写ります。自宅では事前に星像が流れないか、追尾精度チェックします。

追尾精度チェックは長年フィルム撮影時から使用している望遠鏡とGA-4(ガイドアダプター)で行います。焦点距離400mmに3倍バーローレンズで1200mmとなり、K9mmアイピースを付けると1200mm/9mm=133倍となります。

十字線の中心に明るい星を入れて5分程度追尾させてズレの量とズレの方向をチェックします。極軸合わせの精度とモータードライブの精度の影響で中心からのズレはどうしても発生してしますが、60秒露出程度で有れば写真撮影で有れば星が流れることは有りません。

90mmや200mmの望遠レンズではしっかりと極軸合わせしないと星は流れてしまいます。一番内側にある第一円のガイド許容範囲はガイド鏡が焦点距離1000mmの場合に800mm望遠レンズが追尾OKと言うことになります。ズレの量が目立つようで有れば再度極軸望遠鏡の位置を修正します、これを数回繰り返すとほぼ完全に追尾致します。望遠レンズの撮影時は赤経、赤緯のバランスをチェックしてロックレバーを緩めても静止する程度までのしっかり抑えます。実写結果から300mm F4Lでは60秒露出で追尾精度は問題無しです。

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ガイド鏡(400mm F8)
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GA-4(3倍バーロレンズ内蔵と十字線)
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ガイド状況(星を追尾中)
2020年04月21日 自宅にて
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こと座 [天文]

2020年4月22日こと座流星群が極大(1時間に5〜10個程度)とのことでしたが曇りでした。この写真は2018年11月03日撮影でこと座流星群の放射点は写っていません。

こと座は星座の説明以外に撮影することはないです。明るい星が一等星のベガで星座は真横に向いています。撮影場所は御池駐車場です、今年はいつ頃御池に行くことが出来るのか不明です。(撮影データ)EOS-6D SP90mm F2.8 絞り開放、30秒 ISO3200 高橋PM-1赤道儀

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こと座
202年04月22日 自宅にて
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沈む金星リベンジ [天文]

新幹線越しに沈む金星を4月18日撮影しましたが、上下の新幹線高架の隙間から本日は撮影出来ました。しかし午後9時半過ぎでは新幹線が通過するタイミングので撮影は無理で、見えなくなってしまいました。

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沈む金星
2020年04月23日 自宅にて
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Stay Home! [外出]

昨日の夜は春らしい不安定な天気で雷雨となりましたが、今朝は快晴となりました。日の出の時間が早くなったので暗い時間帯の火星、土星、木星の撮影は間に合わなかったです。

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火星、土星、木星
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菜の花
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日の出
2020年04月25日 自宅にて
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月齢2(地球照) [天文]

日没後の西の夜空は冬のダイアモンド(アルデバラン、リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ)に金星と月齢2(地球照)が輝いていて賑やかでした。肉眼で見た月齢2に近いように地球照の露出を抑えました。オリオン座のベテルギウスも明るさが戻った感じです。

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月齢2
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新幹線通過
2020年04月25日 自宅にて
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日没 [外出]

本日は大きな太陽が新幹線の高架橋の隙間から沈むのが良く見えました。EF300mmF4Lでは物足りないので600mm程度で撮影したくなりました。

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日没
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日没
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日没
2020年04月29日 自宅にて
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