SSブログ

EOS6D-IR改造品 [天文]

EOS6Dは以前から使用していましたが、赤い星雲撮影には赤外カットフィルターが邪魔でした。ミラーレスのEOS−Raは30万円と高く、マウントアダプターで使用可能ですが悩んでいました。

通常のカメラボディーにはCMOSセンサー直前にローパスフィルターと赤外カットフィルターが入っています。ローパスフィルターは高周波成分をカットしないと細かな被写体で擬解像に因るモアレが発生してしまいます。最近のミラーレスでは光学的なローパスフィルターを無くして画像処理で行う機種もあります。またCMOSセンサー自体には赤外領域の感度が高くフィルムとは違って、赤外カットフィルターで赤外領域の感度を抑えないと色再現が最適になりません。このフィルターはゴースト悩まされる原因にもなっています。(本題から外れてしまいました。)

中古品でEOS6D-IR改造品が10万円で発売されていたので思わず買ってしまいました。以前からフルサイズのEOS6DはIR改造品は発売されていて、IR改造に最適なボディーのようです。

赤外カットフィルターを外してフランジバック調整用のダミーガラスに交換されています。その為にホワイトバランスが仕様外なので、一般撮影には不向きで天体写真専用です。同じボディーで全ての操作に問題は無いですが、カメラストラップで識別しないとノーマルボディーと間違えてしまいます。

色々とテスト撮影したいのですが、一番の悩みは外出出来ないことでしょう。早く北アメリカ星雲やいて座からさそり座の銀河を撮影したいです。

33.jpg
EOS6D-IR改造品
2020年05月09日 自宅にて
nice!(8)  コメント(3) 
共通テーマ:趣味・カルチャー