宇宙人を探せ! [プラネタリウム]
葛飾区郷土と天文の科学館(ドームかつしか)は私のお気に入りのプラネラリウム館でもあります。2006年春の一般番組は「宇宙人を探せ!」で、第2の地球や生命体の可能性を解説して行きます、今回の語りは山崎バニラさんで大正琴の音色がドーム内に響きます。最近は観測技術の進歩により「系外惑星」の発見されていますが、生命の可能性の条件に合うのはとても少ないです。
2006年05月21日 葛飾区郷土と天文の科学館
「銀河鉄道の夜」 [プラネタリウム]
池袋のサンシャインスターライトドーム“満天”ではプラネラリウム番組としての定番番組である、宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」を、KAGAYAさんのデジタルペインティング映像により全天周映像(SKYMAX)で再現しています。今まではスライドや動画もありましたが、リアル感のある全天周映像にはまるで本物の銀河鉄道に乗っているのかと錯覚を起こしてしまいました。
KAGAYA展も文化会館で開催されていました。(7月7日〜9日)
プラネラリウム番組で使用された北十字のデジタルペインティングは繊細で眩しかったです。
スタプラ2006 [プラネタリウム]
葛飾区郷土と天文の博物館の夏の定番番組である「クイズ! スター&プラネット2006」に行って来ました。この館のプラネタリウムの座席には回答用ボタン(レスポンスアナライザー)がありアンケートやクイズの回答等に利用します。番組参加者の全員の正解率が悪いと罰ゲーム、正解率が良いとご褒美があります。
今回のテーマは「こわい」に関係した問題が5問、正解2問以下で罰ゲーム、正解3問以上でご褒美です。毎年2、3問の解答が今回初めて全問正解でした。
「葛飾区郷土と天文の博物館」
http://www.city.katsushika.lg.jp/museum/
池袋に寄ってサンシャインプラネタリウム・満天では前回見た「銀河鉄道の夜」の番組が好評に付き11月まで上映延長となったようです。
「サンシャインスターライトドーム・満天」
http://konicaminolta.jp/about/manten/index.html
2006年08月27日 葛飾区郷土と天文の博物館
2006年08月27日 サンシャインプラネタリウム・満天
尾瀬でプラネラリウム [プラネタリウム]
久しぶりに長蔵小屋に泊まった時にプラネラリウム投影があると案内がありました、大平さんが共同開発した家庭用星空投影機「ホームスター(HOMESTAR):光学式の恒星原板」 ではなく自作プラネラリウムとのことで楽しみでした。
長蔵小屋のロフト(冬期小屋)1Fに手作りのプラネラリウム(ピンホール式でドーム径約3m、長蔵小屋の従業員が学生の時に製作したものです、SB-II)が設置されていて希望者には見ることが出来ます。太陽投影機だけでなくトワイライト投影機(薄明と夕焼け、朝焼け)もあり、ピンホール式ですが十分夜空が楽しめました。
ピンホール式プラネラリウム、SB-II
2006年09月17日 尾瀬沼・長蔵小屋ロフト(離れ)
海洋文化館 [プラネタリウム]
久しぶりのプラネラリウムでした、那覇市久茂地公民館(ゆいレール県庁前駅から徒歩5分)は日曜日の午後2時だけが一般公開なので私は午後3時頃に寄ったので見ることができませんでした、平日は団体(学校向けの学習投影)です。もう一つのプラネラリウムは沖縄記念公園にある海洋文化館(沖縄美ら海水族館と反対側)にあります。
「海洋文化館」
http://oki-park.jp/ocean_park/kaiyo/frame1.html
冬番組は「冬の星座〜星空の演奏会へようこそ〜」で約20分のオート番組です。
この館のプラネラリウムは五藤光学研究所のGM-15(2球式で北天用と南天用)でオーソドックス、フラット、ドーム径18m、 188席の一方向配列です。今話題のメガスター(1球式の銀河を恒星原板に含めています)の星の数には及びませんが、冬のオリオン座の高度を見ると関東と約10度の緯度の違いが実感出来ます、暗やみに慣れるまでは暗い星が見えてきません。冬は一等星が多くおうし座、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、ふたご座とあります。冬の大三角だけでなく冬のダイアモンドも紹介されていました。
「ドームスクリーンの夢空間」
プラネラリウムについて知りたい方は私のホームページも参考にしてください。
http://www.jitoh.jp/plane/
海洋文化館(国営沖縄記念公園)
那覇市久茂地公民館
2007年02月19日 日本最南端のプラネラリウム
東急まちだスターホール [プラネタリウム]
4月以来のプラネラリウムです、ここ数年のプラネラリウム館は設備のリニューアルや老朽化の閉館、経営不振等の閉鎖が全国で行われています。渋谷の五島プラネラリウムは閉館されました、池袋のサンシャインプラネラリウムは閉館した後、プラネラリウムメーカーであるコニカミノルタプラネラリウム直営のサンシャインプラネラリウム「満天」として再開しました。サンシャインプラネラリウム「満天」で投影された「銀河鉄道の夜」は大ヒット番組となり全国の館や海外でも投影されるようになりました。
東急まちだスターホールはプラネラリウムの国産トップメーカーである五藤光学研究所直営のプラネラリウム館でもあります、老朽化による閉館ではないように思われます。プラネラリウム館は映画館とは違って同じ設備ではないので(最近はパッケージ化して来て他の館と同じ番組も増加しています)、各館で番組が違っています。
東急まちだスターホールの番組は前半は今夜の夜空の生解説、後半がテーマ番組で解りやすく、ほっとする番組作りで幼児や小学生低学年向け番組も用意しています。2008年03月31日閉館が決定しました、プラネラリウムは星を見るだけでなく、映像、動画、音楽、ストーリーの融合した全天周映像番組であり、「町の天文台」の役目も果たしています。また一つ素晴らしいプラネラリウム館が閉館されるのが非常に残念です。現在町田にプラネタリウムの署名活動が行なわれています。
「東急まちだスターホール」
http://www.tokyu-dept.co.jp/twins/star_hall/index.html
町田東急ツインズ(イースト)
屋上プラネラリウム
五藤光学研究所 GX-SPS(G1014si)
2007年10月13日 東急まちだスターホール(08年03月31日閉館)
仙台市天文台 [プラネタリウム]
来年の7月に新仙台市天文台がオープンすることにより仙台市天文台(11月25日まで)と仙台市こども宇宙館(12月27日まで)は閉館が決定しましたので最後のプラネタリウム番組を見て来ました。
仙台市天文台(41cm反射、天文展示有り)は仙台駅前から青葉通りを約20分歩いた西公園にあり通りの木々は落葉となっています。52年前は仙台市内でも光害が少なかったのですが最近は3等星がやっとです。今月の天文の話題と言えばやっぱりホームズ彗星で素晴らしい写真の数々でさすが仙台市天文台です、多くの小惑星も発見して名前を残しています。
仙台市天文台のプラネタリウムは3代目となりました。プラネタリウム番組はこの館のオリジナル番組で分かりやすいく楽しいです、また障害者向けの字幕スーパー番組の取り組みも素晴らしい。最後のプラネタリウム番組「仙台市天文台物語」は私は10年前頃から知りませんが天文普及に重要な役目を果たしたと感じました。
仙台市天文台ホームページ
http://www.astro.sendai-c.ed.jp/index.html
落葉の青葉通り
手前の天文台ドームと奥のプラネタリウムドーム
「仙台市天文台物語」
プラネタリウム館入口
2007年11月10日 仙台市天文台
仙台市こども宇宙館 [プラネタリウム]
仙台市天文台の次は仙台市こども宇宙館(12月27日閉館)です、地下鉄勾当台公園まで歩き終点の泉中央で下車します。隣接するユアテックスタジアム仙台(サッカー場)では第86回全国高校サッカー選手権宮城県大会決勝が行われていました。宇宙劇場(4F)プラネタリウム番組と全天周映画(70mm大型スライドフィルム)が交互に投影されますのでプラネタリウム番組開始まで待ち時間がありました。
最後のプラネタリウム番組は「宙(そら)を描くもの」で今夜の星座解説の後にGSS-IIの宇宙型プラネタリウム(太陽系内であればどこからでもその場所からの夜空を再現可能)の機能やプラネタリウム以外の惑星投影機や52台のスライドプロジェクターの役目を解説。この館から見える風景を再現するのがスカイラインです。プラネタリウム本体だけでは番組はプラネタリウム成り立ちません、ドーム内にも多くのスピーカーが設置されています。GSS-IIはオート番組のレベルアップを果たしたと言えます。
仙台市こども宇宙館ホームページ
http://www.kagakukan.sendai-c.ed.jp/space/spacetop.html
プラネタリウムドーム
仙台市こども宇宙館(3F)・仙台市泉図書館(1F)
GSS-II(宇宙型プラネタリウム)とスカイライン(パノラマ投影機)
2007年11月10日 仙台市こども宇宙館
千葉市科学館 [プラネタリウム]
千葉市科学館は多目的型施設で10月20日にオープンしました、プラネタリウムドームが球体で最近は他の館でも建物内部に設置されています。
以前は天文台を併設している場合は遠くから天文台ドームとプラネタリウムドームを探せば直ぐ場所がわかったのですが最近はちょっと寂しいです。千葉駅から徒歩15分でQiball(きぼーる)に到着、千葉市科学館はエレベーターで移動して7~10階です。以前千葉市立博物館で使用されていたGX-10-T(五藤光学研究所)が展示されているパターンも他の館でも良く見かけます。プラネタリウム番組だけで有れば500円ですが、投影回数は多いのですが満席も多いので土日祝日は早めに希望時間帯の拝観券を購入するのがベストです。
最新式のケイロン・ハイブリッドプラネタリウム(五藤光学研究所)は世界初の1000万個の星の投影を可能にした(メガスター同様に恒星原板に天の川を含めました)光学式投映機「ケイロン」とデジタル映像システム「バーチャリウムⅡ」を融合したプラネタリウムなのです。もう以前のようなスライド写真はありませんので高画質のCG映像の動画と音質の良さには感激、ゆったりとした広いリクライニングシートはちょっと間違うと夢の世界に入ってしまいます。
プラネタリウム番組(星空研究所)の前半は今夜の星空で夏から秋の天の川は星の集まりとして表現しているので特に夏の天の川はメガスターよりも自然な印象です。後半はオーロラの謎に迫る番組でスペースシャトルから見る北極や南極のオーロラはリング状になっていて「オーロラオーバル」オーロラがベルト状になっているのが良く分かります。またバーチャリウムⅡで再現したオーロラのCG映像には感激しました。
千葉市科学館:最新式プラネタリウム併設/Qiball(きぼーる)7~10階
http://www.kagakukanq.com/
千葉市科学館
プラネタリウムドームの球体
ケイロン・ハイブリッドプラネタリウム(五藤光学研究所)
2007年12月09日 千葉市科学館
さようなら スターホール [プラネタリウム]
「東急まちだスターホール」は28年前から投影開始されておりましたが、私が初めてまちだ東急百貨店スターホール(名称変更前)行ったのは確か10年以上前になります。最近のプラネタリウム館は大型のオートプログラム番組で生解説の星座解説も少なくなってしまっており、親近感の欠ける番組になっているように感じています。
しかしこの館のプラネタリウム番組は決して最新のプラネタリウム設備でもなくドーム径12m、144席の小型館ですが丁寧でゆったりとしたテンポの生解説が素晴らしいく、ほっと出来るプラネタリウム館です。
最終番組は「さようなら スターホール」、今回は今夜の星座解説である冬の星座解説としし座に輝く土星とふたご座に輝く火星も紹介しました、いつ行ってもどの解説者も素晴らしいです、BGMもマッチしています。また28年間の東急まちだスターホールの番組の歴史とその時期の天文現象が紹介されましたので一つ一つの記憶がしっかりと蘇ってきます、解説者の語りの良さに思わず泣いてしまいました。
また一つ素晴らしいプラネタリウム館がなくなるのは寂しい限りです、メガスターの500万個の星数やケイロンプラネタリウムは1,000万個の星数です。バーチャリウムやスカイマックスの全天デジタル映像システムは素晴らしいのは認めますが、それをどのように使用して番組を制作するかで決まります。
「東急まちだスターホール」
http://www.tokyu-dept.co.jp/twins/star_hall/
リニューアルオープン後の2号機(GOTO GX-SPS)